指導のポイント
1.役を決めるのはオーディションで
なぜ、オーディションなのか?これをすると、配役が決まった時点で
演技が八割方できてしまうからである。オーディションで、
やりたい役を勝ち取るために、子ども達は
○台詞を覚えてくるし
○届く声を出そうとするし
○台詞の言い方を工夫するし
○動作を工夫したりするからである。
以下にオーディションの手順を示す。
(1)本番1ヶ月前には、台本を配る。
(2)台本を読んで聞かせる。
(3)オーディションのやり方と、いつやるかを教える。
(4)オーディションをする。
希望者が多い役から、決めていく。
何回、立候補してもよいことにする。
2.個別評定で演技を磨く
@届く声で台詞が言えたか。
A自然な話し方で台詞が言えたか。
B台詞に合った動作・表情ができたか。
C台詞のない時の演技ができているか。
D視線の演技ができているか。
E間(マ)の演技ができているか。
上記のようなポイントを決め、個別評定を重ねる。
「体育館の後ろまで声が届いた。5点!」
「台詞がない時も動きを工夫していた。8点」
のように。「1回の個別評定で、1つのポイントを、全員クリアー」
を原則に進める。本番前には、どの子も「合格した!」という
自信をもって舞台に立てるようにするためである。
※この劇は、映画「フットルース」をもとに、
小学生用の脚本にしたものである。
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