参観授業で最重要なポイントといえば、これであろう。
全員が活躍する場面があること。
国語の参観授業なら、空書きと暗唱が、上記のポイントをクリアーしてくれる。
「全員が書けるようになっている漢字」を選んで空書きさせよう。
変化のある繰り返しを取り入れ
★小さく書いたり、大きく書いたり
★空手家のように書いたり、指揮者のように書いたりさせよう。
★グループで動きをぴたっと合わせてする「シンクロナイズドスイミング風空書き」
も楽しい。
空書きも、暗唱も、保護者の方に顔を向けさせて行なう。
「全員が暗唱できるようになっているもの」を選んで、一斉に暗唱させよう。
保護者は「空書きも暗唱もできている我が子」を見て安心する。
ここまでを10分以内に納め、TOSSランドを使った授業へと進む。
1.パソコンとプロジェクターをつなぎ、必ず試写をしておくこと。
授業が始まってから「あれ?写らない!」なんていうのは最悪だ。
2.プロジェクターにつなぐパソコンの「お気に入り」に、使いたいコンテンツを入れ、開きたいページは全て開いておくこと。
3.初めに次のように問う。
「言葉っておもしろいと思う人?」
2、3人しか手は挙がらない。
指示・1
平仮名2文字で後ろが「る」になる言葉をノートに書きなさい。
ひとつ書けたら起立。
5人くらい立ったら、発表させる。
○とる ○きる ○まる ○よる ○ある
指示・2
こういうのでいいんですよ。今度はできるだけたくさん見つけて書いてごらん。時間は2分です。始め。
2分後、書けた数を挙手で確かめ、いちばん多かった子に発表させる。
「ずいぶん、たくさんありましたね。いったい全部でいくつあるんでしょう?」と言い
つつ、
「さる・るるる」のページ
(ナンバー検索5600039)を投影する
「ある」できた。「いる」もできた。「うる」もできるね。「える」これもできた!
と、確かめていく。「すごいね。いっぱいあったね。」
発問・1 おさるさんはおなかがすいたんだって。さて、ここにはどんな言葉が入るでしょうか?
○さる・へる
発問・2 さあ、ここはどうかな?ノートに書けたら起立。
○さる・つる ○さる・でる
「さあ、どっちかなあ?見てみよう」と言いつつ |
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をクリックする。
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答が出ると、子ども達から歓声が上がる。「作ってよかった!」と思う瞬間である。
「さる・にる」までは、同様に進める。
「さる・ふる」のところまで来たら、次のように言う。
「今度はちょっと難しいよ。よ〜く考えてね。」
「さる・もる」のところでは、次のように言う。
「今度もちょっとだけ難しいかな。でも、みんなならできそう。」
「さる・こる」のところでは、次のように言う。
「さあ、ここがいちばん難しいです。できる人いるかなあ。ノートに書けたら見せにいらっしゃい。」
正解を書いて来た子がいたら、大きな声で言う。
「すごい!できた!天才!ノートは閉じて。見せちゃダメだよ。教えちゃダメだよ。」
次の「さる・そる」も難しいところなので、同様に進める。「おさるさんのポーズに注目だよ」とヒントも出す。
最後の「さる・わる」は易しいので、全員で声をそろえて言わせる。
そして、問う。「ねえ、ところで言葉っておもしろいと思う人?」
全員の手が天井を突きさすように上がった。 |