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やんちゃ坊主も熱中する国語授業
モチーフを教える「きいちゃん」の授業

浅川 清(TOSS相模原)

 

発問をする前に次の2つをする。
1.スラスラ読めるようにする。
2.分からない言葉の意味を辞書で調べさせる。

発問1  
話者は誰ですか。目で読みながら見つけます。見つけたら座ります。
全員起立。


○わたし


発問2  
登場人物は誰ですか。重要な登場人物を、4人書きなさい。


○きいちゃん、お姉さん、お母さん、わたし


発問3  
「お姉さん」は、「きいちゃんのお姉さん」ですね。
「お母さん」は、「きいちゃんのお母さん」ですね。
では、「わたし」は?  □の中に入る言葉を書いてごらん。


○(きいちゃんの)先生


発問4  4人はどこに住んでいますか?  絵にかいてごらん。

                                                          わたし(先生)                                      きいちゃん      お母さん                                   

  お姉さん          遠くはなれて                     学校

  

       おうち


発問5  
このお話のはじめの方では、きいちゃんはこうでした。
「きいちゃんは、教室の中で、いつもさびしそうでした。」
「たいていのとき、うつむいて、独りぼっちですわっていました。」
きいちゃんは、「独りぼっちの、さびしそうな女の子」だったんですね。
それが、お話の最後の方では、大きく変わっています。
最後の方では、どんな女の子になったと書いてありますか。
見つけたら、赤鉛筆で線を引きなさい


○きいちゃんは、とても明るい女の子になりました。

発問6 
もうひとつ、きいちゃんが、大きく変わっているところがあります。
 見つけたら、赤鉛筆で線を引きなさい。


○わたしなんて、生まれてこなければよかったのに

生んでくれてありがとう

発問7 
この大きな変化を生み出したのは、誰ですか。
ノートに書いてみなさい。
そう考えた証拠の文に線を引きなさい。

○わたし・・・わたしが、きいちゃんにゆかたを縫わせ、きっかけを作ったのだから。

○きいちゃん・・・きいちゃんが、お姉さんのためにと、一生懸命ゆかたを縫わなかったら、その後のことは起こらなかったから。

○お姉さん・・・結婚式で、きいちゃんを「妹は私の誇りです」と言って紹介したから。

説明1 
「わたし」と、きいちゃんと、お姉さんの3人ともが、相手のことを思って動いたから、こんな大きな変化が生まれたのですね。

発問8 
わたしがきいちゃんのために動き、きいちゃんが誰のために?
□の中に当てはまる言葉を書いてごらんなさい。


○きいちゃんがお姉さんのために動き

○お姉さんがきいちゃんのために動き


説明2 
こうして、みんなが幸せになれたんですね。
このお話には、「誰かが誰かのために動いた」ことが、繰り返し出てきます。
これをモチーフといいます。


★この教材では、「設定」「話者」「登場人物」「モチーフ」などが無理なく教えられる。

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