中谷彰宏氏の本は、「元気の出る言葉」の宝庫だ。
子ども達にも「本日の名言」として、ひとつずつ紹介している。
その際、「名言」を裏付ける「事実」を一緒に紹介する。
「事実」は「子どもの事実」がいい。
3学期の児童集会で、見事な三重とびを披露することができたD君がいた。
教室にもどってから、次の「名言」を板書した。
天才とは、質と量を兼ね備えた人のことをいう。
子ども達にはノートに視写させてから、話す。
天才画家と言われるピカソは
生涯に8万枚の絵を描き、
世界的デザイナーの山本寛斉は
学生時代1日に100枚のデッサンをしたそうです。
今日、D君が体育館の舞台で堂々たる三重とびを見せました。
あや二重や交差二重も含めてフォームがとてもきれいでした。
全校一と言ってもいい技を、
D君はどうやって身につけてきたのだと思いますか。
たくさんの練習があったのに違いありません。
先生が知っているのは、6年生になってからのことだけですが、
彼が1学期から練習し続けてきたのは確かです。
日記に、
「毎日練習しています」
と書いてありましたから。
あの三重とびは、たくさんの練習から生まれたのですね。
「本日の名言」と組み合わせると、 ほめ言葉に重みが出る。 |